氷温貯蔵庫

久々のにんにくストーリーです。
先日、車力にある、屏風山野菜振興会の氷温貯蔵施設を見学しました。
氷温貯蔵とは簡単に言えば、そのものが凍る温度で、
凍る寸前で貯蔵する技術のことです。
氷温で貯蔵することによって、そのものの老化を防ぎ、
体を維持するために、かえって糖度が増し、うまみが増すというのです。
実際、米の場合氷温で貯蔵することによって、古米が新米のように美味しくなる。
実際春先に氷温で貯蔵した前年のぶどうを食べたことがあるが、
食べた瞬間びっくり、ほんとにみずみずしく甘味があって
「これが前年のぶどうか!」と思うほど美味しかった。
りんごの場合この氷温は0℃で、にんにくは氷温が-2℃であって、
この温度で長期貯蔵することによって
みずみずしさを保ち、しかも発芽発根を抑制し、高品質を維持できるのです。
ときわ地区でも平成19年に、この氷温貯蔵施設を導入し、
年々そのノウハウを蓄積することによって、
高品質にんにくの長期出荷が可能になっています。

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