次に旋回しようとしたら、サルケにはまった。田植機が身動き取れない。
どうしようか?時間は夕刻、途方にくれる。
暗くなる前に何とか抜け出さないと、
すぐ前に、畦畔と用水堰が立ちはだかっている。
ユンボを引っ張って来て、3人がかりで悪戦苦闘の末90分
ようやく抜け出すことが出来ました。
軟弱で、地盤が弱い場所で、気になっていた所である。
サルケ、泥炭のことである。
この地区一帯は、大昔湿地帯であった。
藩政時代、用排水を引いて開田した地帯である。
大昔から草木が堆積して出来た泥炭層があり、
水分を多量に含んでいて乾燥しないで軟弱な層である。
所によってはその泥炭が、田んぼにむき出しになっているところがあり、
機械がはまればたいへん、抜け出すのに大仕事になる。
そこには田植機がはまってしまったのである。
無様な姿なので、画像はなし