苗代

水稲の種まきのことををナワシロ「ナシロ」と言っている。
昔の、水稲の苗づくりの名残りだ。
4月のまだ寒い時期、田んぼに水を張り、代掻きをしてそこに種をまいていた。
もちろん寒さや、霜など天候の影響を受けやすく、
寒さで芽が出なかったり、病気にかかったり、失敗することも珍しくなかった。
今では、天候に左右されず、温度管理しやすいハウス育苗が主流だ。
「苗、半作」をいう言葉があるくらい稲にとって苗作りは重要なのだ。
その後の生育を左右する、収量にまで影響する。
寒さに強い、ずんぐり苗をつくること
「健苗育成」が米作りの基本だ。
種もみをハトムネ状に崔芽して播種する。
播種機のラインに育苗箱をのせ
床土-潅水-播種-覆土、の順に流れていく、
パレットにのせフォークリフトでハウスまで運び、並べていく、
天気のよい日、ハウスの中はまるでサウナ風呂ようだ。

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