丑年

謹賀新年、新しい年が静に明けた。
開口一番、
「音っこ無しに、雪、のそのそど降ってら!」
元旦の夜明け、雪が深々と降っていた。
うし年にふさわしく、風もなく、静かな、ゆっくりした正月である。
いつもの年なら、村の八坂神社に年縄を奉納する様子を
見に行くのだが、今年はそれがない。
鳥居いっぱい、重さ500キロの大しめ縄を鳥居に下げるのは
すごい大掛かり、熟練を要する作業だ。
村の古老の指示のもと大人数十人で行うのである。
今年からは年末に奉納を済ませ、
新しい年縄で初詣客を迎えるとのこと。
新年早々、村の鎮守様、八坂神社に、
新しい年縄をくぐって初詣に行ってきた。
すれ違う人と挨拶するのも新年のためか
いつもと違う気がする。
帰省客だろうか、普段は見かけない人もいる。
県外ナンバーの車も。
世間では、アメリカ発の経済不況が日本にも飛び火して
大企業の大量解雇、100年に一度の経済不況だとか
何かと暗いニュースが多い。
去年一年で多くの人が食品に関心を持つ様になってきたと思う。
食の安全性に重要視し、輸入食品に不安を感じ
国産品を求めるようになっている。
そして国内農業に関心を持つ人も増えている。
生命産業、農業の将来は明るいのではないか、
とりあえず、ことし一年に期待して。

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