ならおかファームの記事一覧

  1. 苗代

    水稲の種まきのことををナワシロ「ナシロ」と言っている。昔の、水稲の苗づくりの名残りだ。4月のまだ寒い時期、田んぼに水を張り、代掻きをしてそこに種をまいていた。もちろん寒さや、霜など天候の影響を受けやすく、寒さで芽が出なかったり、病気にかかったり、失敗することも珍しくなかった。今で…

  2. 4月も、もう中旬春の爽やかな、すがすがしい朝が続いている。農家は春になって、天気がよくなると心忙しい。あわただしく次から次へと、作業が目白押しだ。りんご剪定の後片付け、薬剤散布、水稲の種まき、肥料散布、田起こし、代掻きそれににんにくの出荷や、栽培管理、追肥、田植までざっとこん…

  3. お尻みがき、にんにくストーリーその2

    にんにくの堀取りから出荷までのおおまかな流れは、7月上旬が掘り取り適期、トラクターで堀り上げたにんにくの根はその日のうちに専用のはさみで切り落とす。それをコンテナに入れて乾燥場まで軽トラで運搬する。約2~3週間温風で乾燥させる、そして土がついたまま冷蔵貯蔵する。それを出荷時期あわ…

  4. 剪定

    剪定、りんごづくりで最も大切な作業のひとつだ、まだ雪深い、冬のうちに始まる。いまだ剪定をている。腰に剪定はさみとのこをぶら下げながら、でも大詰め、もう少しで終了だ。急がないとりんごが冬の眠りから芽を覚まして土の養分を吸い芽がふくらんでしまう。剪定が遅れるとその分吸った養分を切…

  5. 清明

    清明二十四節季のひとつ4月5日ごろ、春分と4月20日ごろの穀雨までの期間。物事、万物がすがすがしく明るく美しいころ。中国では清明節には墓参りする習慣があるそうだ。今日は風が強い日だった。春らしい風だ。春になると今日のように乾いた風が吹き、田畑を乾燥させる。りんご畑では、剪定で…

  6. 春、にんにくストーリー

    久しぶりにブログを打ち込む気になった。とっつくまでなかなか時間がかかる、自堕落な性分なのか、車にたとえれば、スタートが遅いディーゼルエンジンか、いやそれよりも遅い。今年の冬は暖冬、平年よりだいぶ早く雪が消えた。去年の9月に植え付けたにんにくは、根雪になる前にすでに葉っぱは4~5枚…

  7. 立志式

    丑年になってから、大寒が過ぎてもう立春になった重い腰ならぬ、重い手がようやくあがって久しぶりにPCにむかっている。本当に雪が少ない冬だ、一昔前は大寒ともなればだんだん冷え込み、凍てつき、雪が降り、ふぶくそして暦では立春をむかえ、気温も上がり、待ち遠しかった春の足音がだんだん近づく…

  8. にんにくパワー

    しばれる朝が続く。昨日の朝-9℃、今日の朝-7℃十和田市で昨朝はなんと-11.7℃だというではないか。だいたい-5℃より下がる日は、晴れている朝が多い。正月の暴飲暴食がたたったか、何年かぶりに風邪を引いたみたい。そういえば、にんにくを食べるようになってから風邪をひいたことがないよ…

  9. 丑年

    謹賀新年、新しい年が静に明けた。開口一番、「音っこ無しに、雪、のそのそど降ってら!」元旦の夜明け、雪が深々と降っていた。うし年にふさわしく、風もなく、静かな、ゆっくりした正月である。いつもの年なら、村の八坂神社に年縄を奉納する様子を見に行くのだが、今年はそれがない。鳥居い…

  10. この一年

    大晦日、ネズミ年も今日で終わり。たいへんな年であった。食を安全、安心を揺るがす事件が続いた。中国の冷凍ギョウザ中毒事件にはじまり原料や産地の偽装表示、事故米を主食用として不正販売など・・・・農業の生産現場では、霜と3回ものひょう。台風が来なかったのが幸いであった。原油…

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