にんにく植付時期

これも聞かれたこと
「にんにくっていつ植えるの」
意外と知らない人が多いのがにんにく植付時期。
春に植えて、秋に収穫と思っている人もいた。
稲のように、苗を植えると思っているかも。
秋に種を植えて、冬の低温にあてる。9月下旬から10月上旬が最適である。
冬を越して次の年の7月に収穫する。冬の低温に当ることで結球する。
収穫、つまり掘り取りしたあとは、夏場の高温になるので
にんにくは休眠に入る。暑い時は寝て休んでいる。
そして9月の涼しい時になって、秋を感じると発芽が始まる。
専門的にいうと、高温条件で休眠に入り、低温条件で休眠から覚める。
となる。
休眠から覚める9月下旬から10月下旬ごろに、一片一片を土の中に植える。
冬の根雪前に、葉っぱが3~4枚ぐらい出るのがちょうど良い。
それより多ければ雪の害を受けやすい。
植える株数は14,000~16,000株/10aぐらい。
種はほとんど自家採取である。
一球が六片になっているのを、ばらして一片一片植える。
単純にいえば、一作で六倍に増えることになるが、
その中から一片が形状のいいもの、大きなものを選抜して良い燐片だけを植えるから
一作で4倍ぐらいにしか増やせないことに成る。もちろん種苗店では売っていない。
売っていたとしても、スーパーで売られている食べるのよりはるかに高価である。
よって、自分のにんにく畑の四分の一は種に回ることになる。
残りの四分の三が販売用になる。
いいものを獲るには、いい種を選抜すること、
これがにんにく栽培のポイントになる。
にんにくって奥が深い。

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