とう摘み

6月中旬、にんにく畑では数人の人が一緒に、袋を提げて歩いているのを見かける。
「とう摘み」をしているのです。
このころになるとにんにくの芯から最後の葉っぱとして
球の付いた茎が出てきます。にんにくの「とう」です。
「とう」はいわゆるにんにくの花、専門的には「珠芽」といいます。
本来はにんにくの球をりん片にばらして種にして植えますが
珠芽をばらして植えてもにんにくが芽を出してきます。
この「とう」がにんにくの子孫を残すための生態なのです。
よってこれを放置しておくと、球に蓄えられる養分が「とう」に奪われ
球の肥大を妨害することになります。
「とう」を摘むことによって、球の肥大促進につながります。
「とう」が出始めてから2週間ぐらいが掘り取りの目安になります。

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